はじめに
「サイトに来てくれても、ほとんどの人が次のページを見ずに帰っている」
「直帰率が70%もある」
そんな数字を見て、不安になったことはありませんか。
検索すると、
- 直帰率は低い方がいい
- 高いと評価が下がる
- すぐ改善すべき
といった情報が並び、
さらに焦りを感じてしまうこともあります。
ただ、最初にお伝えしたいのは、
直帰率が高いこと自体は、問題とは限らないということです。
数字だけを見て動き出すと、
本来の課題とは違う場所を直してしまうことがあります。
まずは、その数字が何を示しているのかを
落ち着いて整理してみましょう。
直帰率とは、何を示しているのか
直帰率とは、
「最初に見たページだけでサイトを離れた人の割合」
です。
ここで重要なのは、
直帰率は滞在時間を示す数字ではないという点です。
- 10分間しっかり読んで帰った人
- 数秒で閉じた人
どちらも「直帰」としてカウントされます。
つまり、
直帰率が高い
= すぐに帰られた
とは限りません。
この違いを理解しないまま対策を始めると、
問題のないページを無理に変えてしまうことになります。
直帰率が高くても問題ないケース
① 1ページで完結する内容
- ブログ記事
- お知らせ
- よくある質問
そのページで目的が達成される場合、
他のページを見る理由がありません。
読んで満足して帰る。
それは正常な行動です。
② 連絡先や住所確認のページ
電話番号や所在地を確認しに来た人は、
目的を達成すれば帰ります。
直帰率が高くても、
役割は果たしています。
③ SNSや広告経由の流入
特定の投稿や広告から来た人は、
その情報だけを見て帰ることがあります。
これも自然な動きです。
直帰率が課題を示すケース
一方で、次のような場合は
「どこで止まっているか」を確認する必要があります。
① トップページで極端に高い
トップページは通常、
他のページへの入口です。
ここで80〜90%以上の直帰が続く場合、
- 誰に向けたサイトか分からない
- 期待と内容がずれている
- 次に何を見ればいいか分からない
といった可能性があります。
② 滞在時間も短い
直帰率が高く、
滞在時間も数秒〜数十秒の場合。
これは読まれていない可能性があります。
伝わりにくさ、見づらさ、
メッセージの不在が原因かもしれません。
③ 本来回遊してほしいページで高い
サービス紹介や事例紹介など、
「次の行動」につなげたいページで高い場合。
導線や案内が弱い可能性があります。
直帰率だけで判断しない
直帰率は、
評価ではなく、状況確認のための数字です。
大切なのは、他の情報と組み合わせることです。
- 滞在時間はどうか
- どこから来ているか
- そのページの役割は何か
これらを見て初めて、
「改善が必要かどうか」が見えてきます。
改善すべきかを判断する3つの問い
不安になったときは、
次の3つを確認してみてください。
① そのページの役割は何か
完結型なのか。
誘導型なのか。
役割によって、正解は変わります。
② 滞在時間はどうか
読まれて帰られているのか。
読まれずに帰られているのか。
対策の方向はここで変わります。
③ 成果に影響しているか
問い合わせや成果が出ているなら、
優先順位は低いかもしれません。
数字を良くすることが目的ではありません。
成果につながっているかどうかが基準です。
まとめ
直帰率が高いからといって、
すぐに悪いと決めつける必要はありません。
大切なのは、
- その数字が何を意味しているか
- ページの役割に合っているか
- 他の指標と組み合わせて見ているか
数字は「評価」ではなく、
今どこで止まっているかを知るための材料です。
焦って手を加える前に、
まずは意味を整理してみてください。
次に読む記事
直帰率の数字の背景が整理できたら、
次はサイト全体の流れを確認する段階です。
集客・閲覧・行動のどこで止まっているのかを
「3つの壁」という視点で整理しています。
