はじめに
「WordPressなら無料でホームページが作れると聞いた」
「できるだけ維持費は抑えたい」
Webサイトの立ち上げやリニューアルを考えるとき、
こうした期待を持つのは自然なことです。
確かに、WordPressという仕組み自体は無料で使えます。
そのため「一番安い方法」と紹介されることも少なくありません。
ただし、
“無料で使える”ことと、“無料で運用できる”ことは、少し意味が違います。
この記事では、技術的な話は横に置きながら、
WordPress運用で見落としやすいコストの考え方を整理します。
無料なのは「仕組み」だけ
Webサイトを家に例えると、少し分かりやすくなります。
WordPressは、
家を建てるための「設計図や材料」のようなものです。
それ自体は無料で使えます。
しかし、家を建てるには、
- 土地(サーバー)
- 住所(ドメイン)
が必要です。
これらは毎年、あるいは毎月、費用がかかります。
つまり、
システムが無料でも、
存在させ続けるための費用は必ず発生します。
見えにくい「メンテナンス」のコスト
もう一つ見落とされやすいのが、
保守や安全のための手間です。
WordPressは世界中で利用されている便利な仕組みですが、
その分、攻撃の対象にもなりやすい側面があります。
安全に使い続けるには、
- 定期的な更新作業
- 不具合の確認
- バックアップ
といった管理が必要です。
ここで発生するのが、
- 自分の時間を使う
- 専門家に依頼して費用を払う
という選択です。
無料で始められても、
運用には時間かお金のどちらかが必要になる
という点は整理しておく必要があります。
「安いから選ぶ」で起きやすいこと
WordPressが悪いという話ではありません。
問題になるのは、
目的や体制が整理されないまま選ぶこと
です。
たとえば、
- 本業が忙しく、更新や管理の時間が取れない
- セキュリティやトラブル対応に不安がある
この状態で「無料だから」という理由だけで始めると、
結果として放置してしまうケースもあります。
費用の前に整理したい3つのこと
WordPressを選ぶ前に、次の3点を考えてみてください。
① 自分たちで管理できるか
更新や不具合対応を
自分たちで行う余裕があるか。
② 外部に任せる予算があるか
管理を任せる場合、
どこまでを依頼するか。
③ サイトの目的は何か
名刺代わりなのか。
集客を本格的に行うのか。
目的によって、
必要な体制も変わります。
まとめ
WordPressの維持費について整理すると、
- システム自体は無料
- サーバーとドメインは有料
- 運用には時間か費用がかかる
という構造になります。
「無料」という言葉だけで判断せず、
自社に合った運用体制を選べるかどうか。
そこが最も大切なポイントです。
焦って決める必要はありません。
まずは、自分たちがどんな運用を望んでいるのかを整理してみてください。
次に読む記事
維持費の考え方が整理できたら、
次は「自分たちに合った進め方」を考える段階です。
自分で進めるのか、
ツールを使うのか、
専門家に任せるのか。
判断の基準を次の記事で整理しています。
