はじめに
「自社のWebサイト、なんとなく表示が遅い気がする」
「開くまでに少し待たされる」
そう感じて、気になっている方もいるのではないでしょうか。
調べると、
- 表示が遅いとすぐ離脱される
- 検索順位に悪影響がある
- 早急に改善すべき
といった情報が目に入ります。
ただ、ここで一度だけ立ち止まっていただきたいのです。
「遅いと感じること」と「今すぐ対策が必要な問題」は、必ずしも同じではありません。
まずは、今感じている違和感の正体を整理するところから始めましょう。
「遅い」と感じる原因は一つではない
表示の遅さには、いくつかのパターンがあります。
① サイト側の要因
- 画像が大きすぎる
- 不要な機能が多い
- サーバーの処理が重い
これは、作り方や設定に関係する遅さです。
② 閲覧環境の要因
- 通信回線が不安定
- 古い端末を使っている
- ブラウザが古い
この場合、サイト自体に問題があるとは限りません。
③ 体感の問題
他の高速なサイトと比較して
「なんとなく遅く感じる」こともあります。
まず整理したいのは、
その遅さは「事実」なのか、それとも「感覚」なのか
という点です。
表示速度はどれくらい影響するのか
確かに、極端に遅い場合は離脱につながります。
ただし、影響の大きさは状況によって変わります。
- 初めて訪れた人が5秒待たされる → 離脱しやすい
- 既存のお客様が会社概要を見るのに3秒かかる → 影響は小さい
同じ数秒でも、
相手との関係性やページの役割によって意味は変わります。
改善の前に確認したい3つのこと
① 実際の表示時間はどのくらいか
「遅い気がする」ではなく、
一度客観的に確認してみましょう。
無料ツールで秒数を測ることもできます。
体感と実測が一致しているかを見るだけでも十分です。
② スマホで確認しているか
PCでは問題なくても、
スマホでは重いというケースは少なくありません。
スマホからのアクセスが多い業種であれば、
こちらを優先的に確認する必要があります。
③ 成果に影響しているか
- アクセスはあるが、すぐ離脱している
- 問い合わせが減っている
こうした症状があるなら、
表示速度が一因かもしれません。
しかし、
そもそもアクセスが少ない場合は、
優先順位は別にある可能性があります。
いきなり全面リニューアルは必要か
「遅いかもしれない」と感じたとき、
- サーバー変更
- 全面リニューアル
まで考える必要はありません。
まずは、部分的な改善で済むことも多いのです。
例
- 画像を軽くする
- 使っていない機能を止める
- キャッシュ設定を見直す
これだけで体感が大きく変わることもあります。
本当に優先すべきなのはどこか
表示速度は重要な要素の一つです。
しかし、それが最優先の課題かどうかは別問題です。
もし現在、
- そもそも見られていない
- 見られているが内容が伝わっていない
- 読まれているが行動につながっていない
のであれば、
速度改善だけでは成果は変わらない可能性があります。
まとめ
表示が遅いと感じたとき、
まず整理したいのは次の3点です。
- 本当に遅いのか(感覚か事実か)
- 誰にとって遅いのか(自分か訪問者か)
- 成果に影響しているのか
焦って大きな対策を打つ前に、
今のサイトがどこで止まっているのかを確認すること。
それが、遠回りに見えて一番の近道です。
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表示速度の問題を切り分けたら、
次はサイト全体の流れを整理する段階です。
速度・デザイン・導線のどこに課題があるのかを、
「3つの壁」という視点で確認してみてください。
